静岡県浜松市のピラティススタジオ

ブループリントピラティス

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肩関節のインナーマッスル

肩関節には4つの筋肉で構成されるインナーマッスルと肩の外側を取り囲むアウターマッスルがあります。

今回は五十肩と特に関係があり、肩関節の安定性に関連するインナーマッスルについて触れていきます。

最近肩の痛みが気になる。肩を動かすときにパキパキなる。そういった症状がある方はぜひ参考にして下さい。

 

当スタジオでは徒手検査で肩関節周囲炎、いわゆる五十肩の疑いがある場合は整形外科への受診を勧めています。その場合は投薬やブロック注射など、ピラティスの前にやるべきことがあります。

 

今回のポイント

・インナーマッスルの構成筋

・棘上筋

・棘下筋

・小円筋

・肩甲下筋

・ピラティスとインナーマッスル

インナーマッスルの構成筋

インナーマッスルは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋で構成されており、機能もさまざまですが肩を円滑に動かすうえでは欠かせない筋肉です。

 この筋肉が上手く働かずにすこしづつ摩耗していく過程で五十肩が発症すると考えられています。

 これからこの4つの筋肉の機能について説明します。

棘上筋

棘上筋は肩関節を外に広げる動作(外転)に作用する筋肉で、特に腕を下した状態から30度外転まででもっとも使われます。

アウターマッスルである三角筋と共に使われて最大外転(バンザイのポーズ)まで肩を安定させる大切な筋肉です。

 

棘下筋

棘下筋はインナーマッスルの中で最も重要な筋肉とされています。

単体では外転や外旋に作用しますが、こちらも三角筋と一緒に使われることにより肩を安定させることが主な役割です。

30度以上の外転では棘上筋より重要な筋肉になります。

 

小円筋

小円筋は肩関節の外旋に作用する筋肉で、肩関節を前にあげる動作(屈曲)に対して肩関節を安定させます。

肩をあげた際の肩関節後方の痛みや投球動作での肩関節後方の痛みに関係があります。

 

肩甲下筋

肩甲下筋はインナーマッスルで唯一肩甲骨の内側に付着している筋肉で棘上筋、棘下筋、小円筋を足した大きさに等しいと言われています。

主な作用としては肩関節の内旋で、他のインナーマッスルと合わせて肩関節の安定性に作用します。

 

ピラティスとインナーマッスル

アウターマッスルである三角筋や上腕二頭筋が大きな筋肉であり、肩の動作の大部分をになっていますがインナーマッスルはそれら大きな筋肉がしっかり作用してくれるためのサポートの役割を果たします。

 

ピラティスでは直接この筋肉のみを刺激するエクササイズは少ないですが、これらの筋肉を上手く働かせるための土台作りやインナーマッスルが付着している肩甲骨の動きを改善するようなエクササイズが豊富です。

 特にリフォーマーを使ったインターナル&エクスターナルローテーションというエクササイズは体幹や肩甲骨の位置を整えながらインナーマッスルを刺激するという身体の構造上、とても理にかなった運動になります。

ただ、実際に五十肩などで動きがかなり制限されている場合は、ピラティスの前に痛みを少しでも減らすことが大事です。そういった意味でも痛みが強い場合は一度整形外科への受診をおススメします。

 

 

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