静岡県浜松市のピラティススタジオ

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バンザイのときの肩甲骨の動き

日頃ピラティスのセッションをしていると「肩甲骨って動くの?」と聞かれます。

肩甲骨は本来しっかり動くはずですが、身体の背面にあるので意識しづらいところです。今回はそんな肩甲骨の動きとバンザイ動作の関係です。

 

今回のポイント

・肩甲骨とは?

・肩甲骨の可動性

・肩甲骨と上腕骨の関係性

・肩甲上腕リズム

・猫背とバンザイの関係

肩甲骨とは?

肩甲骨は身体の背部にある三角形の骨で肩の上げ下ろしや背中を反らす・曲げる動作の時に一緒に動きます。

肩甲骨には合計で18個の筋肉が付着しており、たくさんの動きに関係しています。

 事故などの強い衝撃が加わると肩甲骨が折れることがありますが、筋肉でかなり守られているのでよほどピンポイントに衝撃が加わらない限りは折れません。

肩甲骨と周囲の筋肉

肩甲骨の可動性

肩甲骨は股関節のように完全にはまり込んでいる関節ではなく、靭帯と筋肉でつながっている関節なので様々な方向に動くことができます。

・外転

・内転

・挙上

・下制

・上方回旋

・下方回旋

これだけの動きができしかも他の関節とは比べ物にならないほどの可動性があります。

 

肩甲骨と上腕骨の関係性・肩甲上腕リズム

肩甲骨は4つのインナーマッスルとそれらを取り囲むアウターマッスルでつながっています。

肩関節はあらゆる方向に動くことができますが、それぞれの動きで肩甲骨は必ず動きながら肩関節の動きをスムーズにする土台となっています。

肩関節外転の動作では上腕骨と肩甲骨の動きはおおよそ2対1と言われています。

バンザイの状態を180°だとすると上腕骨が120°、肩甲骨が60°動いていることになります。

90外転では上腕骨が60°、肩甲骨が30°となります。

 

これを『肩甲上腕リズム』といいます

 

肩甲骨が動いていない状態でバンザイすると必ずどこかに障害が起きます。

 

猫背とバンザイの関係

ためしに猫背で背中を丸めたままバンザイの姿勢を取ってみてください。

ほとんどの人が肩に痛みがあるか、そもそも上まで上がらないと思います。これが正常です。逆にこの状態でも肩がスムーズに上まであがる人は、関節がゆるい可能性があります。

ピラティスではこの肩甲骨の動きを良くし背骨の動きを改善し肩関節が本来持っている機能を回復させることができます。

 

ただし、すでに肩を上げる動作で強烈な痛みがともない、動き自体が制限されている場合は整形外科への受診を勧めます。

 すでに痛みがなく肩の動きが悪い状態であれば対応可能ですので、気になる方はぜひご連絡ください。

 

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